前の記事の続きです。
構築方法のメモですが、いろいろな情報のツギハギで、とりあえずやりたいことができているっぽいだけですので、ちゃんとmanを見ていくべきだとは思います。(と、いう人は多いのですが、実際「俺に聞く前にmanしろ」と言われても、ユーザの立場で構築する身としては、とりあえずできる方法を教えてくれよ、と言いたいですがね。。)
HDDのパーティション切り
SeaGateの4TBを2台ともそれぞれ1パーティション(全体)で切ります。今回はそれぞれ/dev/sdbと/dev/sdcとして認識されています。HDDは(今時の大容量モノは当然ですが)、AFT、つまり4K sectorものです。
# parted /dev/sdb GNU Parted 3.1 /dev/sdb を使用 GNU Parted へようこそ! コマンド一覧を見るには 'help' と入力してください。 (parted) p モデル: ATA ST4000DM004-2CV1 (scsi) ディスク /dev/sdb: 4001GB セクタサイズ (論理/物理): 512B/4096B パーティションテーブル: loop ディスクフラグ: 番号 開始 終了 サイズ ファイルシステム フラグ (parted) mklabel gpt 警告: いま存在している /dev/sdb のディスクラベルは破壊され、このディスクの全データが失われます。続行しますか? はい(Y)/Yes/いいえ(N)/No? y (parted) mkpart パーティションの名前? []? primary ファイルシステムの種類? [ext2]? ext4 開始? 0% 終了? 100% (parted) print モデル: ATA ST4000DM004-2CV1 (scsi) ディスク /dev/sdb: 4001GB セクタサイズ (論理/物理): 512B/4096B パーティションテーブル: gpt ディスクフラグ: 番号 開始 終了 サイズ ファイルシステム 名前 フラグ 1 1049kB 4001GB 4001GB primary (parted) align-check アライメントタイプ(min/opt) [最適(optimal)]/optimal/最小(minimal)/minimal? opt パーティション番号? 1 1 アライメント済
これでよさそうですね。/dev/sdcも同様にします。AFT対応するためにpartedの単位をセクタにして、手動で開始セクタと終了セクタを設定する方法も試してみたのですが、エラーが出てうまくいかなかったので調べてみたところ、上記のように、セクタ単位指定せずにデフォルトのまま%で指定すると空気を読んでくれるようです。思っていたよりpartedが時代の流れに追随してくれていた、ということでしょうか。
RAID化
mdadmで/dev/sdb1と/dev/sdc1を/dev/md0としてRAID 1化します。
# mdadm --create /dev/md0 --level=raid1 --raid-devices=2 /dev/sdb1 /dev/sdc1
7時間くらいかかりました。状況は随時
#cat /proc/mdstat
や
#mdadm --detail /dev/md0
でわかります。睡眠時間が活用できるとよさそう。
mdadm完了後、フォーマットします。とくにこだわりがないので今回はxfsで。
#mkfs.xfs -f /dev/md0
あとは/etc/fstabに設定しておきます。
Samba設定
ここで意外とハマりました。というのもすべてSELinuxとFWがいけないんですが。オフにしてしまえばよいですが、オンのままでやるにはどうすればよいのかも知りたかったのです。
まず、普通にSamba設定してマウントして、LAN内のWindows 10からNASとして場所は見えているのですが、アクセスできない事象が発生します。
そこで、下記のサイト様の情報が参考になりました。
www.hiroom2.com
FWのポート設定
# firewall-cmd --add-service=samba --permanent # firewall-cmd --reload