気になって仕方がない

趣味など、日々雑感メインの予定(脳へのコスト削減を重視しているので、推敲は甘めです。気にせず読んでいただけると大変うれしいです。)

研究者と技術者

両方兼ね備えていないといけないんでしょうけどねぇ。

One of 企業研究者sとして生きていますが、よく「我々は/君は技術者なんだから~~~だろう」みたいなことを聞いたり言われたりします。個人的にずっと違和感を拭いきれずにいます。
よくある(?)、「研究者」と「技術者」どちらが偉いとか優れているとかそういう話ではなく、一応企業の「研究所」と名前の付くところにいて、自分たちはどちらだという自覚を持っているのだろうと思うことがあります。
私は断然「研究者」である/ありたいと思う(成果、業績があるかどうかは別として)のですが、不思議と周りにはいないんですよね。
まず、「技術」にきちんと精通している人が非常に少ない。
さらに、そんな技術に精通している人に限って今度は研究には興味がないという。
その他の人々は、びっくりするくらい技術の知識はないし、研究のモチベーションもないです。不思議です。どちらかには振り切ろうと思わないんですかね。

びっくりするのは、そんな、その他大勢が束になっても終わらないほどの技術でも研究でもない雑務が多いことですね。まあ、どうしても研究開発系組織は投資でありコストでしかないので、事務処理みたいなのはセルフサービスで、みたいな風潮ありますからね。でも、その他大勢を雇う金あるならセルフサービスでなくて選任つけてほしいけど。

さすがに、人事とか企画系の人々も焦り出して、いくらなんでも技術者がいなさすぎる、という課題意識があるようです。でも、今度は我々も「手を動かさないと」となるわけです。どうして「研究しないと」とならないのでしょうか。研究がわからなくなってしまった人々ばかりなんでしょうね。だから(どこかのできる誰かがやってそうな)「やってみた」みたいなのの輪講ゼミみたいな「意識高い系」社内勉強会的活動が始まって、偉い方々に妙に評価されます。うーん、という感じ。やってることのレベルの低さにもう少し気が付いてほしい。。せめて社外、できれば海外で客観的に認められるレベルであってほしい。それも目標になっているのなら良いのですが、まずなってないですね。「やってみる、(今まで手を動かさず謎の資料書きばかりやっていた人が)実際に手を動かしてみる」ことに価値がありますからね。きっと。

ということで、たぶん「技術者」しか目指していないのだと思います。当然、上記の活動始めた人々などは皆さん頭が良い(=弁が立つ)ので、「研究」をしたい人は参加してもよいが、こんな場ではなくてどんどん活躍してくださいとか、研究は研究で、より「地に足がついた」こともやってみませんか、などと言ってきそう。もちろん私もいざというときに頭でっかちにならないように日々精進せねばとは思いますが、であれば、少なくともオンリーワン、当然ナンバーワンを目指してほしいなと思います。研究は少なくともオンリーワンで、レベルが上がるほどナンバーワン(競合がある研究なら定量的に、ちょっとでも新規の研究ならスピードの観点で)でないと通らないですからね。


でもやっぱり、時代の流れ的に、研究開発系組織は余裕が無くなってきてますよね。どうしても投資でありコストである組織なので、費用対効果でドライにみられるとリソースが削減されやすいところですからね。でも、そんなときに、ほかの人でもできそうなことをやっている場合ではないと思うのです。すぐに効果が出ない、とか、そんなの外注出せばよいとか言われやすいですが、自分の頭でしっかりと考えて、研究テーマを起こして世界一の結果を出している人はやっぱり強いと思います。世界一の成果を出すために、物が必要、作業してくれる人が必要なのであればお金を使って解決できるところが企業研究所の強みです。

基礎研究でなければ、企業研究は基本的には実学ですので、その企業ならではの課題があれば、その時点でオンリーワンの研究課題があるわけです。こんなおいしい状況でどうしてどんどん研究しないのでしょうか。でも私もそうですが、周りに研究が分かっている人がいなさすぎるのです。先陣を切ってどんどん成果を出して文化を変えていくしかないですね。茨の道ですが。。でももうちょっと上の人はビジョンもってよ本当に。。数年先を目指します、とかそんなの研究所じゃないので!